ついにどもり先生は教室を監獄にした

プロローグ

ドラマ「3年A組」どころではないです。

ついに僕は禁断のタブーを犯してしまいました。

なんと、教室を監獄にしてしまったのです!

あぁ、なんて恐ろしいことをやってしまったんだ…

 

経緯と発案者

前原小学校は「1人1台のノートパソコン・タブレット」を持っている学校です。

これはなかなかすごいことだと思います。

しかし、問題がないわけでもありません。

問題は多々あるのですが、ここは全クラスで数回はあったであろう、

「授業中に関係のないサイト・ページを開く」

という問題に焦点を絞ります。

この問題の本質的には、「そりゃ、その授業がつまんないからだよ!」とか「これからの社会はそういうずる賢さも必要なんだって!」という意見もあるでしょう。また、「そういう場面を通して、いろいろ指導していく必要があるんだね!」という意見もあるでしょう。『学び合い』創始者、西川純先生がよく言われていることですね。同感です。

基本的に、多くの子が頑張って真面目に取り組んでいるときに、あまりにも関係のないことをやるのは、時と場合によりますが、まぁいただけません。そんな子にはドラクエの呪文「ライデイン」をくらわしたくなります(冗談)。

ただ、コの字でも一斉スタイルでもいいのですが、イメージしてください。子どもがパソコンを広げたとき、教師には画面が全く見えないのです。バリアのように画面の後ろしか見えません。

この問題はどのクラスでも、僕のクラスでもあり、これから「1人1台」、もしくは「スマホ持ち込み」ありの学校では必ずぶつかる問題です。

そんなことをある日、同僚の「M手先生」に相談したら、彼は

「俺、時々、机を後ろにするよ!」

と言いました。

そのときです。僕の頭のスイッチが入りました。「これはおもしろい。ククク…」と、幽遊白書の戸愚呂兄のような不気味な笑いが出てきました。

そうです。

僕が教室を監獄にしてしまった経緯。

その原因は、「蓑T先生」だったのです。

 

こうして生まれた「逆コの字」

プロセス技で「逆4の字固め」というものがあります。

でも、今はあまり関係ありません。

ゴメンなさい。ムダな2行です。

 

今日の授業は国語「わらぐつの中の神様」です。

「大工さんがおみつさんのことを好きになったのは、何ページの何行目ですか?」という質問をメインテーマにしました。

普通はノートに書いて、発表する、という流れです。これでいいと思います。ただ、どうしても授業内に全員の意見を聞けないというデメリットもあります。

是非いろいろな人の意見を見てみよう、とのことで、今回は「スクールタクト」という「みんなの意見を一覧で共有し、コメントなどを送れるツール」を使いました。

スクールタクトは優れたツールなのですが、小学生がやると、まぁふざけるふざける。

関係のない意見を書いて、笑いをとろうとしたり、むやみやたら画像を貼っつけ肝心の意見はスカスカ、あとは先程言ったようにコソコソ関係のないサイトを見るなど、いろいろありました。時にはそんな子たちに「メラゾーマ」をくらわしたこともあります。あとは「ぶんどる」ですね。つまり、「パソコンを取り上げる」ということです!笑

まぁそれは学級経営の問題でして、今ではそんな問題は微々たるものになりました。スクールタクト自体はとても優れています。

ただ、それでももっと集中できる環境にできないものか、と思って、「MT先生」の

「俺、時々、机を後ろにするよ!」

を実行したわけです。

 

僕は子どもたちにこう指示しました。

机を「逆コの字」にしなさい!

はいこれ。

モザイクをかけたのでちょっと見えづらいかもしれませんが、なんと爽快な眺め!

誰が今、画面上で何をしているか、丸わかりです!笑

監獄、刑務所の仕組みを知っていますでしょうか?(すべてじゃないよ)

見張り台が中央にあって、それを囲むようにグルっと牢屋があるのです。360°見張れるというわけですね!

もちろん、現代はテクノロジーの力も使えます。

全員の画面は僕のiPadくんで管理です!笑

目視とiPadのダブル監視です!笑

最近思うのが、

テクノロジーって、「最強の管理ツール」じゃね!?

とのことです。

これは正直マジです。これについてはまたどこかで。

 

監獄教室はいいところもけっこうある!

ここまでは教師の都合ですが、意外と子どもにとってもメリットがあるのです。

まずは何と言っても集中できます。以前は黒板、教師、大勢の子どもたちと、たくさんの情報がありました。しかし、逆コの字の場合、目の前は数人の子どもたちと壁のみです。けっこう作業に集中できます。

次に、振り向けば周りの様子がわかりやすいことです。例えば、一斉スタイルの場合、前の方に座っている子は教師と同じく、みんなの画面が見えないのです。しかし、逆コの字ですと、後ろを向けば必ずどこかの画面が見えるのです。何をやっていいかわからなくなったときにすぐ確認できます。

もう一度、教師目線になりますが、何も監視・管理だけじゃありません。誰かが間違っていたり、躓いていたりしたときに、すぐ確認できサポートできるのです。真ん中をテクテク歩いて、何かあったときは最短距離でその子のもとへ行けます。普通の席ですと、少しグルっと回らなければいけません。

監獄教室すごいぜ!

 

これが成果だ!

見事、集中して課題に取り組んだ子たちです。

まず、意見の一覧、

けっこうな情報量だと思います。

多少の装飾もありますが、基本文字がベースでしっかり意見を書いていますね!

すごい!

次に1人のページ、その子に対するコメントです!

やはりルールもいろいろありまして、

①画像禁止

②いいねだけのコメント禁止(だって、いいねボタンがあるのだから)

③コメントはくじで引いた出席番号順に打っていく

④書けない人は他の人の意見も参考にしてよい

⑤書けていない人へのコメントは「がんばれ!」などをしてあげて、あとでまたコメントしてあげる

⑥賛成意見・反対意見の仕方も教えてあげる

などがあります。

蓑手先生の方法をたくさん取り入れ、試行錯誤しながら実践していきました。

(蓑手先生は全国でも有数のスクールタクトの使い手だと思います!)

 

エピローグ

授業の風景は、「はい!◯◯だと考えます!」といったダイナミックな感じではありません。

パソコンのカタカタという音がメインのサイレントな感じになります。

これがいいのか悪いのか。

まぁ、教室には僕のように静かにマイペースが好きで、ワークショップ的な授業の嫌いな子がいると思います。

これが絶対だと思わずに、これからもいろいろな授業を模索していきます。

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